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執筆者の写真価値創造_室橋雅彦

支援は、介入である

更新日:2024年8月18日

クライアントに対して支援を行うことは、

どんなに些細なことであっても、介入です。

介入とは、コントロールであり、影響を与えることです。


クライアントが、課題と取り組んでいるところに、

クライアントと課題の間に入り、

たすけ、補佐することが支援であり、介入です。

クライアントに代わって課題に取り組むのではなく、

あくまで行動の主体はクライアントにあるということです。


クライアントとの出会いは、

様々なケースがあり、クライアントの思いも様々です。

従って、出会った全てのクライアントの課題に支援できる訳ではありません。

ですが、支援つまり、介入は出会ったところから始まっています。

経験が時間と紐つけられているので、

知らなかったことを知ってしまうと、

知ってしまったことを知らなかった状態に戻すことはできません。


ただ単に状況を観測することであっても、

観る側と観られる側が存在し、

影響を与える側と影響を受ける側の関係性が出来上がります。

一見、一方向性に見える、観る側と観られる側の関係は、

双方向性で成り立っています。

観られる側は観る側から観られるだけでなく、観る側を観ます。

双方向性は相互の影響を生み出し、

影響はふるまいとして、関係の中に顕れます。

例えば、初めて会った人と意気投合した経験だったり、

心理学でのミラーリングであったりします。


当然ながら、支援する側もクライアントから影響を受けます。

互いが影響し合う環境の中で、

支援する側が届けたいこととクライアントが受け取りたいことが

そこに存在するのでしょうか。


全ては、クライアントが感じる顧客価値にあります。

支援する側と支援を受ける側が同じ顧客価値を共有し、

実現できることこそが支援つまり、介入の最終目的だと考えています。


絶対に同じケースがないクライアントに向き合って支援を行う上では、

クライアントが自らの力で行動できることを信じています。

自ら行動できるクライアントがうまく課題に向き合えないのは、

クライアントが余りに課題と一体化してしまっているからだと感じています。


一方で、うまく課題と向き合うことが出来ているクライアントは、

課題との距離をうまくとっていると感じています。

課題との距離を取ることで、課題を客観的に捉えることができます。

課題を客観的に捉えると課題を俯瞰してみることが出来、

課題を将来のありたい姿へのステップとして捉えることで

行動が容易になっていきます。

この流れのために、敢えてクライアントと課題の間に割って入る、介入を行います。


介入を積極的に活かして、最終目的に辿り着くことが、

私ができる支援であり、私しかできない支援なのだと考えています。


以上が、

新規事業に取り組む企業様のための羅針盤と水先案内人MEME TECが

提供する支援の考えです。


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